【第91回】WEBマーケティング 料理長お任せプランの活用法 2013/12/10|コラム

弊社社長の的場による、週刊観光経済新聞のコラム。
高単価でも納得してもらえる料理長お任せプランの設置について、オペレーションや価格設定面での魅力を解説。

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【第91回】WEBマーケティング 料理長お任せプランの活用法

今回のテーマは「料理長お任せプラン」の活用法である。
以前に料理プランの作成方法において料理ランクの基本は「松竹梅」にある旨を述べた。
その効用はここでは割愛するが、特に松=高いプランを作成する際に有効である。
全国の施設を見ていると、「梅=安いランクのプラン」や「竹=ワンランク上の料理プラン」は比較的上手に作成している傾向がある。

しかしながら、「松=その上」になるとそもそも作成していない施設が多かったり、料理のバランスが魅力的でなかったりするケースが散見される。
そこで、非常に使い勝手が良いのが「料理長おまかせプラン」である。
謳い文句として、「料理長がその日に仕入れた最高の食材と渾身の腕を奮って、最高の料理を提供します」とすれば、誰しもが満足度の高い素晴らしい料理が提供されるであろうと、期待を寄せるので、高単価でも納得感を持って購入頂けるのである。

もう一点、良いところは料理長や社内調整も比較的行いやすい点である。
会席を崩すことや手を加えることに抵抗がある料理長も多いが、○○円の料理価格で料理長お任せでという伝え方をすると、大抵の料理長は応えてくれるケースが多い。
高単価の料理プランの作成において、調理部のハードルが高いことが、ままあるので、ここをクリアできることは大きいと思われる。

また、上記のように○○円の料理価格でと依頼すれば実行してくれる料理長が多いことから、売価を比較的自由に設定できる点も魅力的である。
マーケティングの価格バランス上、18000円台の価格が欲しいが、他のプランとのバランスで難しい場合等も、容易に設定が可能である。

WEB上の魅せ方も一工夫したい。
仕入れの関係で食材の訴求やお品書きの訴求が難しいケースが多いので、料理長の写真を上手に使う等して、魅力的に訴求したい。

高単価プランの造成は繰り返し述べるが大事であるので、会席のグレードアップ化に悩まれている施設は是非、取り組んでみて欲しい。

(株式会社アビリティコンサルタント 的場弘明)
 
 
 

【週刊観光経済新聞様】HP

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