【第134回】WEBマーケティング HPの最新トレンド(よくある質問ページを見直そう) 2015/11/09|コラム

弊社コンサルタントの内藤による週刊観光経済新聞のコラム。
HPの中でも閲覧数が多いFAQページについて、充実させる利点や方法、FAQページを使ったさりげないアピール方法なども紹介。

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【第134回】WEBマーケティング HPの最新トレンド(よくある質問ページを見直そう)

シリーズで時流に基づいたホームページ(HP)のコンテンツの見直しについて述べているが、今号では「よくあるご質問」ページ(以下、FAQページと記載する)について述べたい。
FAQページはその施設に対してよく寄せられる質問と答えを掲載しているページである。
昨今ではこのコンテンツを作成する施設が増えている。
お客様の予約に至る行動を想定すると、HPのTOPや主要ページ(客室、料理、温泉、宿泊プラン)を閲覧し、良さそうだと感じた後、実際に宿泊を想定し始める。
すると、様々な不明点が生じてくる。

FAQページは、その不明点を解消し予約へと向かわせる後押しをするコンテンツとなる。
不明点、不安の多い状態ではお客様は予約しづらいのである。
一例を上げると、温泉の利用時間や荷物預かりや駐車場の有無など、基本的なものを含めて記載しておいた方が喜ばれる。
このコンテンツをまとめる際に一番参考になるのが、当然ながらお客様からのお問合せである。
頻出する質問は、どのお客様も疑問に感じられていることなので、FAQページできちんと掲載しておくことが望ましい。
そうすれば、施設への電話のお問合せも減り、貴重な業務時間を別の業務に割り振ることができるのである。
さらに、最近ではFAQページを細分化し、団体旅行専用等のページも登場してきている。
ニ次会の場所や時間や貸切条件など、個人旅行のお客様とは質問の内容がガラリと異なる為、別途設置している施設が多いようである。
また、もう一歩進んでいる施設はFAQページを利用して、自施設の強みを伝えようと努力している。

例えば、
「Q.赤ちゃんに優しい宿とありますが、具体的にはどのような部分でしょうか?」
「A.ベビーベッドのご用意やオムツは変え放題です(略)」等のように質問形式をとりつつ、強みをさりげなく伝えている。

FAQページは、比較的閲覧数の多いコンテンツであるので、このような手法も視野に入れたい。
FAQページを作ったとしても、作ったままという施設も多いと思うが、今一度見直しをして、有効活用をして欲しい。

(株式会社アビリティコンサルタント・株式会社プライムコンセプト 内藤英賢)

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